電脳メガネ

最近、比較的外部研修に参加させてもらっているのですが、先月、法務とはまったく関係のない研修に参加してきました。
う〜ん、なんというのでしょう。啓発セミナーでもなく、スキルアップセミナーでもなく。でも確実に社会人経験15年の中でもっとも刺激的でためになったセミナーでした。知人にこれは是非勧めたい!と思っても、うまい表現がみつからない。「騙されたと思って、行ってみない?」としか言いようがなく。

組織改革や人材育成をテーマとしていたのですが、参加者の中で法務はひとりで経営者や総務・人事の方がほとんどでした。「法務の方でこのような研修に参加されるのも珍しいですね。」なんて言われたのですが、ビジネススキームや契約っていかに主体的に考え抜くか、本質を考え抜くかがキモであり、誰のためにどんな価値を提供するのかを考え抜くステップがないと表面だけをなぞって思わぬ落とし穴がある気がしておりまして。いつまでたっても、法務がリスクの視点を指摘し事業部が対処するというフローから抜け出せないのではないかと。このところ、法務のスキルアップでは変えられない、本質的なところに切り込まないとな・・・とモヤモヤしていたのであります。


で、たくさんヒントをもらいつつ、さらなる悩みも得た2日間になりました。自分の「在り方」を見直す契機となり、常に頭上にイメージできるような新しい視点を入手したので、これまでとは見える世界が違っています。メガネの度がぴったりあった感覚というか。ちょっと違うかもしれませんが、「電脳メガネ」をかけたらこんな感じ?というような*1。抱えきれないくらいチャージできた感じですが、講師に言われたように、いつか自分がパワーを与える側になれるようにと意識していこうかと。




かなり心に刺さった時間になったので、忘れないように自分用につぶやいておきます。

*1:電脳コイル」のアレです。ちょっとどころかかなり違うか。。