「勉強会」を考える。

この夏以降の私のテーマは“Input&Outputマインドの定着”。日々こなしている状態になっている契約やクレーム対応も重要ではあるが、より水際でリスクにアンテナを立て、トラブルを防ぐことにより、流れ作業化している契約レビューから実のある業務に重点を移動させたい。

無謀であるかと思いつつ、8月以降1〜2ヶ月に1回くらいのペースでフットワーク軽く勉強会を開催予定。
コンプライアンス的なものが多いけれど、「コンプライアンス」という言葉には抵抗感があると思われるため“皆さんの業務の小さなつまづきを排除するために”という見せ方をし、業務上失敗しそうな事例の中に法律を忍ばせる予定。


今年の4月から社内有志で毎週「朝カフェ」という朝活を行っているが、そこで感じること。
皆、潜在的な成長欲求が非常に高い。
社会が不安定な時期だから“ポータブル”な個人のスキルを高めておきたいと思うのだろうか。「知りたい」という社員の欲求と法律やリスクについて「知っておいてほしい」という法務の思惑とはポイントさえ外さなければマッチするはず。

●●実施予定●●

  • 8月:企業間勉強会(倒産対策:外部講師/勉強会の開催方法)
  • 8月:クレーム文書セミナー(外部講師)
  • 8月:表示系リスクマネジメント(景表法の勉強会):複数回
  • 10〜12月:外注のリスクマネジメント(下請法/偽装請負/著作権等):複数回
  • 時期未定:情報に関する注意事項(営業秘密/個人情報/インサイダー)

●●実施悩み中●●

以下、徒然なるままのメモ。

悩みどころ

準備
  • ニーズをつかめないと自己満足になりがち?
  • 受講者の上長に「この勉強会で部下に得てほしいもの」をヒヤリングするとよいかも。上長も間接的に教育しているという一体感がうまれないか?
  • 事業部門との「共催」とし、協力者を確保するとやりやすいかも。
  • レベルの把握は必須か。以前にここをミスって大きく失敗した。
当日
  • ウケが悪いとへこむ。プレゼン力の向上が必要。
  • 虫食い式資料も効果的。ただし、虫食いの量が多いと書くのに精一杯となる。
  • コンプライアンス分野は特に、「伝えたい」という情熱は必須のような気がする。
  • 積極的に質問をしてくれる人・メモを取ってくれる人などは把握しておく。
  • グループワークはメンバーの構成に配慮が必要!そして多めに時間予算をとっておかないと消化不良感が漂う。
内容
  • 「座学」になって、実用的ではないことも多い。学んだことをすぐ実践できるように、受講者の上長とすり合わせておくことも必要か?
  • 相談に来たケースを急遽関連する人を招集して勉強会シリーズにしたのは評判がよかった。
  • 実例・実機を多様。〜特にコンプライアンス系はお詫びのプレスリリースなどはよい。
開催後
  • 会社として講師担当者/受講者の記録を一元管理できていない。
  • 人事の教育制度と連動していない。
  • 昇級・昇格に教育の主催/受講が条件になったりしているのかしら?
  • 勉強会を主催すると報奨金が出る会社もあるとか?学びに向けてのよいモチベーションになると思う。

などなど。金曜日の他社との意見交換の時間は生憎参加できないが、他のスタッフにしっかり何かを掴んできてもらおう!