受講者のモチベーション

先週、今週と2週にわたり知財担当スタッフが商標の勉強会を実施した。私は商標以外の法律もあるから、この勉強会の後はそっちもやりますよ〜と5分ばかり前座としておしゃべり。

その後は後ろから勉強会にオブザーブ参加。


勉強会の開催というものは基本的に主催者にとってはPassiveでなく、Activeな業務だと思っています。リクエストを受けて開催することもあるし、もちろんニーズを確認してから開催するけれど。

対して、受講者はActiveにもPassiveにもなれる。後ろから見ているとよくわかる。今日のアイスブレークタイムはActiveを促す契機となって、よかったと思う。

やる気のあるメンバーをまず引き上げればよいのか、全体の底上げをはかるべきか。知財や契約をテーマとする場合には前者でよい気がするが、コンプライアンスに関しては後者なのかと思う。ひとりのうっかりがオオゴトになる、だから最低限のことは知っておいてほしい。


でも、コンプライアンスの勉強会を面白くするってなかなかむずかしい。
いつもは以下のようなことを考えているけれど、びしっとできたと実感できることは少ない。

  • 参加型にする。
  • ワーキングタイムを設ける。
  • 事例を多用する。 〜特に身近な失敗事例を。
  • 小テストタイムを設ける。
  • 「オトク感」「ビジネスマンとしての常識感」をくすぐる。

Activeになりやすい準備を開催前から整えておくということも必要だろう。

  • キャッチーな質問を投げておく。
  • 着席したらまずアンケート用紙に参加の目的・知りたいことを書いてもらう。


夏は勉強会の主催が続きそうなので、色々と考えてみよう。