法務コメント、おめかしせずにお出掛けしないで〜。。

twitter法務クラスタでは時折「相手の法務コメントが丸見え」「どうしたら法務のコメントを出さないようにできるか。」というネタが上がります。私も本日つぶやいたところ数名の方からリプライいただきました。ありがとうございます。
そこで、流出防止策(←というほどでもない)をちょっとだけまとめてみました。どの会社の法務さんも交渉上の戦略も含めてコメントしていると思うので、交渉のカード丸見えでは有利に立てるはずもなく。社外に出掛けるときは、ある程度よそ行きで出て行ってもらわないと。

このネタ、以前に他のblogでも取り上げられていたような、いないような…と記憶が定かでないのですが…。次女を膝に乗せつつ、長女の保育園のお迎えまでの短時間でえいやっと!


1. ファイルにコメントを書き込まない
メール本文に契約書へのコメントを記載すれば、少なくとも契約書ファイルに転記する際に社外向けに改変するかと。ただし、メール本文をWord等にそのまま貼り付ける方もいらっしゃいますが…。


2. 「コメントは社内向けです!」を目立つように記載

  • メール本文に。
  • ファイル冒頭に。前頁のヘッダーに。
  • 背景に「透かし」で。

それでも読み飛ばされることもありますね。いつも同じように入れていると、背景化してしまうのでしょうか。


3. コメントの冒頭に「▲▲>●●さんへ」と記載
「▲▲」は自分、「●●さん」は社内の相談者です。さすがに自分宛のコメントをそのまま出さないかと。




実際には契約の重要性の軽重によって1.〜3.を組み合わせています。



とはいえ、@coquelicotlog さんからいただいたツイートであったように、「出されないためには」よりも「出されても構わない表現を使う」が現実的ですよね。この場合自ずとコメントの表現が柔らかくなるでしょうから、法務の「!!!(ちょっと、この条項あり得ないし!)」などが相談者にうまく伝えられる表現力や別の手段が必要かもしれませんね。コメント入りファイルだけ送ってメール本文や口頭でフォローしないというケースはあまりないでしょうから、やはり“ファイル内コメントは柔らかく、メール本文で法務の思いを正直に”が現実的なのかな。


つぶやきながら思ったのは、あえて法務コメントを消さずにうまく利用する事業部の方もいるのかなということ。「うちの法務がうるさくてさ…。でもこことここは法務を説得するから、ここは折れてね。」という一種の交渉術として、あえてのアクションだったりするのかなと。だとしたらその術の成果を聞いてみたいものです。今度、社内のお得意様に聞いてみよう。



さて、そろそろ長女のお迎えに。本日も太陽が燦々と照りつけていますが、いつものようにお友達と外で小一時間遊んでから帰るというのだろうな。今夏、母は日焼けが怖い日々です。