“メンター”な場

4月9日。
4年目を迎える地元企業間勉強会の兄貴的存在の関西の知財研鑽会が出張してきたのだ!うわさによるとかなりパワフルな場。そして大企業の精鋭知財スタッフの前で地元での活動を発表!…法務と知財ではテーマも異なるし何を伝えるのだろうか、悩む。
遠くからお越しいただく方にひとつでもよいからお土産をと、地方ならではの悩みとワールドカフェの取組みなどを説明しながら、いつ、どんな風にどんなテーマで勉強会を運営してきたのかを一通り説明し、その後逆に今後の勉強会に向けて様々なアドバイスをいただいた。


このところ会社では新しい試みに色々とトライしているが、やりすぎか、勢いつけすぎか、もっと抑えた方がいいのか…と悩む。でも、今回いらっしゃった皆さんはさすが関西とばかりに元気な人がいっぱい。会社では走りすぎかと悩む自分が「ついていきます!」というくらい。
それでも立上げのときは「関西、東京に比べて元気がないよ!」との思いから始めたそうだ。法務・知財勉強会の立上げの話から、どうやってどんなテーマで進めてきたか等々を話し終えてからは、様々なアドバイスをいただいた。



いただいたアイデアのエッセンスを。

こんなテーマは面白そう。

・海外から帰国した人の「お帰りなさい会」
・ライセンス契約の交渉シミュレーション

盛り上げるには

・「いつもと違う感」も大事か。 〜今回のような出張研鑽会
・“女子力”は大事!

運営方法

・期首に各回の担当者を決定してしまう。
・各回を若手の“プロデュース力”を鍛える場と考える。


ふむふむ。
朝カフェでも各月の担当スタッフを数人決めて運営しようとしたが、イマイチ波に乗らず。でも、ここではきっちり回せているらしい。各社の若手がそれぞれにアイデアを出し合い、各回を楽しく、そして意義あるものに作り上げようとしている感じがひしひしと伝わる。
そして、何より皆さん楽しそう。他社の部長さんであっても笑いながら若手にしっかりダメ出しをしてくれる感じが新鮮だった。切磋琢磨しあえるモチベーションの高いメンバーの確保と先輩・年長者の愛あるフォローアップが“場”の継続には不可欠なのであろうか。


自分が勉強会を立ち上げる際、関西の知財研鑽会のしくみや資料を勝手に参考にさせていただき、その後も何かにつけて真似*1させていただいていた。発表の最後に、この数年ひそかに兄貴分と慕って勝手につながらせていただいていたのですと締めくくるとちょっと驚かれたかな。



相手を思って努力すればいつかつながるもので、インビジブル・メンターがビジブル・メンターに変わった日になったように思う。“場づくり”にはパワーも覚悟もいるけれど、今日のようにつながりを感じられる瞬間があるからきっとこの先も続けていくのだろう。


来期は合同研鑽会をしようということになった。実現するべし!!!

*1:≠デッドコピーです、一応。