ワールドカフェ新春スペシャル

2010年の6月から、ワールドカフェに参加している。2010年のテーマは「新」、新しい出会いを求めて参加したもの。


その後、社内で合計4回ワールドカフェを開催した。17人から始まり、年末は65人。ワールドカフェチームを組んで運営してみた。
一見、「法務」という業務と「ワールドカフェ」という手法は直接結びつかないように思われるが、契約審査や法務相談といった受身の仕事から、能動的に各部へ、経営へ一歩切り込んでいくためには社内ネットワーク、ファシリテート力、信頼感などが不可欠。そして何より社内で何が起きているか、何が考えられているのかをしっかり“体感”しておかねば、前向きな提案などできるわけがないと思う。


そこで、とっても回り道のように思えるが、まずは会社のことをもっと知るべく、そして提言が受け入れられる環境を整えるべく、社内でワールドカフェを開催することにした*1


巷で話題の(?)、ワールドカフェ。部内で3回、全社で1回開催して思うことはワールドカフェのその後の結び付け方が難しいということ。ワールドカフェ当日は高揚感があっても、それを改革・カイゼンのアクションに結び付けるまでに至らない。対話からの気づきを成果に結び付けるにはどうしたらよいか。これが2011年の社内ワールドカフェチームの課題。


そんな悩みを察してか(?)、今回のテーマは「NEXT」。 Next World Cafe。


今回は1日コース。端折りますが、だいたい以下のような感じ。

身近な「変えたいこと」「変化しそうなこと」をテーマにワールドカフェ
→沈黙タイム(ワールドカフェのもやもやを収束させる)
→各自気づきを付箋に記入
→数名がランチタイムのテーマ(話したい議題)を提示
→各テーマについてもっと話したい!というメンバーが付箋を議題の枠に貼り、グループとなってともにランチへ。
→グループがばらばらになるように4〜5人になり、ランチタイムの対話を交換。
→数名がテーマを提示
→各テーマでワールドカフェ→テーマ提案者は部屋に残り黙って収束タイム
→気づきの共有(@10秒!)


娘を母と夫に預けての1日参加、実はかなり後ろめたかったが 終わってみるとあっという間の1日。今後社内でワールドカフェを継続していくにも、自分の2011年の具体的なテーマを決めるにも、有意義な1日だったと言える。




徒然なるままに本日の気づき。

  • ワールドカフェのルールがシンプルでよい。
  • 「知っていることでなくこの場で感じたことを伝える」、「相手の言葉だけでなく何を言おうとしているのか、趣旨を理解しようとする」。これ、次のWCで早速伝えてみよう。
  • 必ずしも3つの問いは必要ないのか。
  • ワールドカフェのもやもやをランチタイムで深める、いいかも。
  • 沈黙タイムは必要だなぁ。
  • だらだら話さないためにトーキングオブジェクトと時計を回すというアイデア、すばらしい。


2011年の行動のテーマは「NEXT 会社」。力を尽くす先を会社だけにせず、行動範囲を広げてみよう。ある女性の「行政へ切り込みたい!」という発言に、キラリーん、パラパラ…と自分の鱗がはがれていったのだ。
社内の活動を任せられる相手を見つけて、もっと外へ。子連れでの活動OKなところをさがさなくちゃ。


う〜ん、ふつふつとやる気が沸いてきた。

*1:実際には、純“法務”的な業務以外のことにトライして自分自身が新鮮な気持ちを取り戻したかったということも大きい。